和紅茶とは?

一般的に、緑茶も中国茶も紅茶も原料となる茶葉はすべて同じです。加工方法によって変わるのです。茶葉を発酵させて作られるのが紅茶です。
日本国内で生産されるため「国産紅茶」「地紅茶」とも呼ばれる「和紅茶」は、インドやスリランカ産などの外国産の紅茶とは違い、自然で柔らかな風味を味わえるのが最大の特徴です。
日本の気候や風土で育まれた茶葉で作られる和紅茶は、渋みが少なくマイルドな味わいで後味もスッキリ。砂糖を入れないストレートでも美味しく飲めるため、健康的でノンカロリー。和菓子や和食にも良く合います。
日本国内で生産・流通されているので、おいしい紅茶を新鮮なうちにお届けすることができるのです。

「きごころ」の和紅茶

当店「きごころ」は、八女産、鹿児島産、嬉野産、宮崎産、静岡産など、日本全国各地の厳選された和紅茶を販売しております。
それぞれを飲み比べて風味の違いを楽しんでいただけます。
きごころの和紅茶はすべて「無添加」「無着色」「無香料」安心してお召し上がりいただけます。
『きごころ知れた最上級のおもてなし』が私どものお届けする和紅茶の心です。
大切な方への贈り物にされても、きっと喜んでいただけるはずです。

和紅茶の主な成分と効果

タンニン(カテキン・紅茶ポリフェノール)

各種お茶類に含まれる主要成分ですが、紅茶の茶葉にはとりわけ多く含まれていて、活性酸素の働きにより体内の酸化を防ぎます。
ガン予防が期待され、老化防止、風邪予防などの抗菌作用、解毒作用、成人病予防など様々な効果があると言われています。

うがいだけでは口の中のウィルスを外に出すだけですが、体内に入ってしまったウィルスに対しては、紅茶や緑茶を飲むことでカテキンの有効成分が体内に直接吸収されるため、体の中から抵抗力を高めることが期待できます。

カフェイン

良く知られている覚醒作用をはじめ、疲労回復、利尿作用など、さまざまな効果をもたらします。発酵させて作る紅茶は、コーヒーよりカフェインの量が少なくなります。
また、タンニンと結合して体内に取り入れられるためおだやかに作用します。

アミノ酸(テアニン)

上品な旨みと甘みが特徴のテアニンが多く含まれているため、砂糖を入れなくてもほんのりと甘い風味で美味しく飲んでいただけます。
また、テアニンには神経保護作用・リラックス作用があることもわかっています。

ビタミン類

ビタミンA、B、E、Pが含まれています。ビタミンBは紅茶により多く溶け出し、あらゆる栄養素の代謝を助けています。
ビタミンPは高血圧の予防などに効果があります。

消臭効果

紅茶の茶葉は吸臭作用があります。使い差しの茶殻を玄関やトイレに置くのも効果的です。

ダイエット効果

紅茶カテキンには、脂肪吸収を抑える作用があるとされています。ミルクや砂糖を入れずに飲むとさらに効果的です。

カタチに秘密

美味しい紅茶をいれるには、茶葉を開かせ旨みを抽出する必要があります。
「きごころ」の和紅茶は、三角形のピラミッド型ティーバッグを採用しています。
ティーバッグ内に茶葉が広がる余裕があり、対流も起こりやすいため、茶葉が本来持っているおいしさを十分に抽出することができるのです。

きごころ農園で栽培されている茶葉

福岡の有名なお茶処、八女に「きごころ農園」があります。
農園で栽培され収穫された茶葉がどのようにして美味しくいただける緑茶となっていくのか、工程をご紹介しましょう。
※紅茶は緑茶と同じ茶葉を発酵させたものです。
ここでは、緑茶製造の工程をご紹介します。

生葉コンテナです。 常に風をあてて生葉が焼けないように(発酵しないように)管理しています。
生葉が熱を持つと発酵が進み赤くなり緑茶としては使えなくなります。
反対に紅茶製造の時は、わざと熱を持たせて発酵状態を活性化させます。
生葉コンテナは、新鮮な茶葉の状態を保つ重要な役割をしてます。

蒸し機です。 緑茶の特徴として最初に発酵する作用を促す酵素の働きを止めるために葉っぱを蒸しあげます。
大量の蒸気で一気に蒸しあげ、お茶を柔らかくしてこの後のお茶を揉みこむ工程で味が出やすいような茶葉の状態にします。 長く蒸すと青々しい香りが少なくなりますが味が出やすくなります。反対に短く蒸すと青々しい香りが残りますが味が出にくいという特徴があります。 当店は深蒸し製法をしています。味を極限まで引き出す製法で渋みが少なくコクとまろやかさが特徴のお茶製法です。

蒸しあがった茶葉がコンベアで移動している写真です。
このあとお茶を揉みこむ葉打ち機という機械に入る前の移動の様子です。

揉捻機での製造の様子です。 円柱の胴の中の中心におもりがあり、お茶を柔らかく揉みこんでいる様子です。
主な役目としては、お茶の中の水分を均一にしています。
葉っぱと茎の部分だと茎の部分の方が水分が奥に入り込んでいるため、その茎の部分を錘で潰すことで水分を外に出して葉っぱと茎の水分を均一化しています。

荒茶を各商品(煎茶・白折・粉茶)にわける仕上げです。 最終的な焙煎を行い香りを高める工程であり重要な場所です。写真はその工程途中の葉っぱと茎を分ける機械に入る前の様子です。
葉っぱ→煎茶 茎→白折(茎茶・棒茶)粉→(粉茶・ティ―パック原料)としてそれぞれ利用され捨てるところはかなり少ないです。

仕上げ焙煎加工が終わった後に最終的な規格商品にしている風景です。 写真は、ティ―パック加工している様子で加工後にコンベアにのってティ―パックの個数を計数している機械の前を通過している様子です。 これを商品によっては、手詰めして熱シールをして店頭に最終商品として並びます。